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福島大学

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食農学類

食農学類長

新田 洋司
NITTA Youji

2019年4月に食農学類が開設され、2025年3月までに3学年・296名が卒業しました。2023年4月には大学院食農科学研究科(修士課程(2年間の課程))が開設され、2025年3月には初めての修了生37名が修了しました。食農学類・大学院食農科学研究科は、東日本大震災・原子力災害で被害を受けた福島県をはじめとする被災地の農業や社会の復興を担う人材の育成と、食と農にかかる諸課題を研究展開することを使命としています。卒業生や修了生は、特色があり「とんがった」教育プログラムと研究で研鑽を重ね、それを糧(かて)にして、いま大学院や社会で大活躍しています。

食農学類には、フードシステムの「川上から川下まで」にあわせて、上流には森林や農地・農業用水を教育・研究の対象とする生産環境学コース、中流には農作物の生産活動を支える農業生産学コース、その川下には農産物や素材を加工して消費者につなぐ食品科学コース、さらに下流にはフードチェーン全体を視野におさめる農業経営学コースの4つのコースが設けられています。その上で、食農学類の理念として、実践性、学際性、国際性、貢献性の4つを掲げ、教育と研究に取り組んでいます。

その一例です。学生は、1年次には各コースの「概論」を学ぶとともに、「農場実習」で栽培と加工、経営までの実際を習得します。2年次後期から各コースに分かれて「専門」を学び、4年次には「卒業論文」研究をし、専門をより深化させます。また、全国の大学でも特色のあるプログラムとして注目されているのが、2年次と3年次に開講される「食農実践演習」です。福島県内の自治体をフィールドとして、地域や社会が抱える食と農にかかる問題や課題を抽出して解決策を検討します。満足度の高い充実した演習となっています。

2025年4月には岩手大学大学院連合農学研究科に参画し、博士課程(3年間の課程)が開設されました。岩手大学(基幹大学)、弘前大学、山形大学と合同の研究・教育組織で、課程を修了し博士論文が合格すると「博士」の学位が授与されます。2025年4月には、本学に配属される6名の学生が在籍し、深化した研究に取り組んでいます。

世界と日本、そして社会と地域の皆さまからますます期待され応える食農学類・食農科学研究科へ。ご一緒いただけましたら幸いです。

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