このたび、福島大学附属中学校 関本慶太先生が、「令和6年度 文部科学大臣優秀教職員表彰」を受賞されました。「文部科学大臣優秀教職員表彰」とは、教職員の意欲を高め、資質能力の向上に資することを目的に、優れた成果を上げた教職員を表彰するものです。
関本先生は、福島大学卒業後、福島県公立学校教員に採用され、平成30年に福島大学附属中学校に着任されました。着任後は、自らの理科教育及び校内研究の充実発展にとどまらず、県内教員を対象とした研修会なども実施するなど、精力的に活動されております。福島大学附属中学校が大賞を受賞した日産財団主催の第13回理科教育賞においても、研究主任として中心的な役割を担われました。
広報係では、第13回理科教育賞を受賞されたテーマが「県内外公立学校への波及を見据えた『STEAM教育』の先進的実践による成果と課題」でもあるように、関本先生が熱心に取り組まれている「STEAM教育」について、お話をお伺いしました。
「STEAM教育」とは、社会的問題をScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)など教科等横断的に学び、幅広い知識を統合的に活用しながら解決する力を身に付けるものです。
「ごみ問題」を例に挙げた場合、この「ごみ問題」を、理科では「身の回りの物質」、社会科では「地域の取り組み」、家庭科では「布製品などのアップサイクル」を通して横断的に学び、問題解決に向けた方策を考えるとなります。
当日は、理科がご専門の関本先生から、「ごみ問題」の中でも大きな課題であるプラスティックの選別方法など、実験も交えて大変わかりやすく説明をいただきました。
STEAM教育を円滑に進めるためには、先生方の知識や技術によるところが大きく、関本先生がいかにSTEAM教育に熱心に取り組まれているかが伺えます。
最後に、関本先生から福島大学の学生に対してメッセージをいただきました。
「福島大学で学んでいることがそのまま現場で活用できる。いまの学びを大切にしてほしい。」
関本先生、ご協力ありがとうございました。
(プレスリリース)
▼福島大学附属中学校関本慶太教諭が令和6年度文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞
https://www.fukushima-u.ac.jp/news/Files/2025/01/press_250115.pdf
▼本学附属中学校が第 13 回理科教育大賞を受賞
https://www.fukushima-u.ac.jp/news/Files/2024/08/187_03.pdf