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福島大学

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復興農学会 シンポジウムを開催

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの農業の復興に寄与するため、福島大学などの研究者らが中心となって、令和2年6月に「復興農学会」が設立されました。同大及び研究機関等の研究者の他、農業生産者、自治体や企業・団体等も会員として参画し、令和3年6月末現在、約180名・団体が会員として活躍しています。

学術刊行物として、これまでの研究成果等を掲載した「復興農学会誌」を令和3年1月に発行し、同学会のホームページ上で公開しています。また、農学系学協会の連合体である「日本農学会」に加盟しました。  令和3年6月26日に、同学会主催・同大共催による記者発表がオンラインで行われ、研究者が農業の最新技術を用いた復興支援の取り組み等を発表しました。

続いて行われたシンポジウムでは、農研機構東北農業研究センターの渡辺満農業放射線研究センター長が「原発事故被災地域の営農再開に向けた研究開発」をテーマに、同大食農学類発酵醸造研究所の松田幹所長が「発酵醸造研究と農林水産業の復興」をテーマにそれぞれ基調講演を行いました。総合討論では、被災地で深刻な営農再開や担い手不足の問題について、研究者や学生と住民が一体となった取り組みや、ITを活用した営農再開サポート技術、発酵技術の利活用による農業拡大等についての議論が交わされました。

f1.jpg復興農学会会員による記者発表会の様子(主会場の福島大学) f2.jpgシンポジウムの様子(主会場の福島大学)

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