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福島大学

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『東北地方の性的マイノリティ団体 活動調査報告書』の刊行

福島大学教育推進機構の前川直哉特任准教授は2月、「東北地方の性的マイノリティ団体活動調査」の報告書を刊行しました。和光大学の杉浦郁子教授と行った共同研究で、東北の性的マイノリティ団体に関する本格的な学術調査としては初めてのものとなります。

報告書には東北地方の性的マイノリティ団体(19団体)に関わる23名へのインタビューを収録。団体設立の経緯やそれぞれの地方での活動の詳細、東日本大震災の影響などについて聞き取りを行いました。

前川特任准教授は「東日本大震災以前から、東北各地で複数の性的マイノリティ団体が継続した活動を行っていたが、震災や性的マイノリティへの社会的関心の高まりなどを契機に、新たに活動する団体も増加している。それぞれの団体は、性的マイノリティ当事者のため、地域の実情に合わせた多様かつ柔軟な活動を展開していることが、調査からも明らかになった。今後、さらに詳しい分析や考察を進めたい」と話しています。

報告書はA4版360ページ。東北地方の図書館・男女共生センターなどに寄贈されたほか、一部は東京大学REDDYのサイト(http://www.reddy.e.u-tokyo.ac.jp/)で閲覧できます。

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