福島大学附属中学校では、10月6日から9日の4日間、動画配信サイト「YouTube」とウェブ会議ツール「Zoom」を活用した遠隔による「学習指導法研究公開」を実施しました。
まず研究発表動画をライブ配信した後、続いて録画し編集した各教科の授業動画を配信し、それをもとに授業内容について協議しました。授業については、動画に文字を入れたり複数画面にしたりと内容や状況が伝わるように編集をしました。また、参加者には、授業案等の資料を事前にメールで送付したり、動画を見ながら質問や意見を書き込めるようにしたりと主体的に研修できるように工夫しました。協議会では、参加者からの質問や意見をもとに、授業を振り返りました。
同校では、コロナ禍以前から授業にタブレット型PCを用いた学習を展開してきました。休業期間中、普段の授業での取り組みを応用した遠隔学習支援を行っており、その一端を研究発表の中で説明しました。
参加した福島県内の教員から、「授業の録画配信は、動画を止めたり巻き戻したりできるため、生徒の意見を聞き漏らすことがなく、日頃の研修より濃厚なものになった」「動作確認等の準備が大変だったと思うが、本年度も研究公開を実施したことを嬉しく思う」等の感想があがりました。