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福島大学

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後期授業の開始にあたっての学長メッセージ【9月30日更新】

 福島大学学生の皆さん

 新型コロナウイルス禍で幕を開けた令和2年度も半年が過ぎ、後期授業を迎える運びとなりました。

 この間、希望に胸をふくらませて入学したにもかかわらず新たな交友関係をつくれずにいた新入生の皆さん、また、慣れないオンライン授業で学修を進めてきたすべての学生の皆さん、さらには、家計の急変やアルバイトの関係で苦しい経済状況に耐えてきた皆さん、その他にも陰に日向に努力されてきた皆さんのおかげで、大きな混乱も起きることなく、後期を迎えることができたことを、皆さんとともに喜び合いたいと思います。

 さて、後期の授業は基本的に対面で授業を行うことになり、久しぶりにキャンパスに多くの学生が戻ってくることとなります。ほとんどの方が「やっと」と思っていることと思いますが、残念ながら新型コロナウイルスの脅威が去ったわけではありません。

 大学としては、教室内における3密回避のための座席配置やこまめな換気などの適切な学修環境の維持、余裕を持った休憩時間等の設定、注意喚起のポスター掲示や教職員による巡回指導、集会などの規制を行うことで、最大限のコロナ感染防止対策を講じて臨みます。学生の皆さんも、授業中はもちろんのこと、休憩や食事の時間等の授業以外の時間においても油断せずに感染防止に努めていただくことが必要です。

 最新の「新型コロナウイルス感染拡大防止のための学生行動ガイドライン」と「新型コロナウイルス感染時・発生時の対応について」を遵守し、一人ひとりが「感染しない、感染させない」という意識をもって、後期の授業に臨んでください。

 また、「感染が怖くて大学に行けない」という方もいるかと思います。不安に思うことがあれば、気軽に相談窓口に連絡していただければと思います。

 福島大学には4,500人もの学生がおり、それぞれに行動範囲は広いので、相対的に感染リスクは高いと言わざるを得ません。気を付けて行動していても、誰がいつどこで感染するかもわかりません。万が一学内で感染者が出た場合、感染者を特定したり、中傷したり、デマや不確かな情報を流すような行為は絶対にやめて下さい。原発事故によって福島県の住民は、いわれのない誹謗を受け、差別されてきた苦しい経験があります。その福島で学ぶ者の間で、再び差別が生じることはあってはならないことです。学生として思慮深い行動をお願いします。

 制限がある中にあっても、楽しい充実したキャンパスライフを送ってくださるようお願いし、学長からのメッセージといたします。

令和2年9月30日

福島大学長 三浦浩喜

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