メニューを飛ばして本文へ

福島大学

Menu

「復興農学会」が設立 記念シンポジウムを開催

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの農業復興に向け、福島大などは6月29日、「復興農学会」を設立し、福島大学にて設立総会が行われました。福島大学をはじめ、東京大、東京農工大、東京農業大、東北大、郡山女子学、日本大、福島工業高等専門学校が同学会に加わります。これまで、「大学等の『復興知』を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業」の農学・農業系分野で事業を展開しており、同学会の設立により、研究者の他、農業生産者、自治体や企業・団体、一般市民が会員として参画し、連携が強化され、「復興知」事業等の成果を生かした地域への実装・還元、福島県浜通り地域の農業の復興が目指されます。また、国内外で起こり得る自然災害や農林水産業の予測できない打撃からの復旧・復興に総合力を発揮します。

 同日、総会の前に、「復興農学会設立記念シンポジウム」が福島大を主会場とし、ウェブ形式で開催されました。三浦浩喜学長と横山信一復興副大臣、亀岡偉民文部科学副大臣の挨拶があり、武田信敏福島県農業総合センター所長が「福島の農業復興―これまでとこれからと―」をテーマに基調講演を行いました。

 続いて、「復興農学会は何を目指すか?」をテーマに議論が行われました。「『復興知』事業等によって、知識・知見の集積は進んだが地域や社会への実装が十分ではない」、「地域や国内・外からのニーズに十分対応していない」、「地域・自治体・企業・団体・大学等の連携が十分ではない」などの指摘があり、それらを解決し、福島県浜通り地域の農業の復興のために何が必要なのかについて議論を深めました。

 当日は、198名(Webアカウント登録・参加者158名、主会場への参加者40名)の参加者があり、盛況なシンポジウムとなりました。

シンポジウム主会場の様子

ページトップ