福島大学地域創造支援センター(CERA)は、福島大学と福島県伊達市との間で包括的な相互協力協定を昨年1月に締結したことに伴い、今後のより一層の協力体制の構築を目的として、第25回福島大学地域創造支援センター地域フォーラム「伊達市地域活性化フォーラム―伊達市農業の未来を考える―」を2月21日に開催しました。今回は同大創立70周年記念事業の一環を兼ねての開催となりました。
伊達市は、福島県の中通りの北部に位置し、農業を基幹産業とした果樹、野菜の生産が盛んな地域であり、特に桃やあんぽ柿(干し柿)の生産で知られ、生産量は全国有数です。今回のフォーラムは、同大に昨年4月に新設された食農学類の実習科目「農学実践型教育(食農実践演習)」の実施地域に同市が選定されたことに伴い、同市の農業の将来を考える契機となるよう「伊達市農業の未来を考える」をテーマに、基調講演とパネルディスカッションの構成で行われました。
はじめに、伊藤宏同大理事・副学長(兼同大地域創造支援センター長)と須田博行伊達市長による挨拶があり、生源寺眞一同大食農学類長による「近未来の食料・農業・農村―新潮流と変わらぬ本質―」を演題に基調講演が行われました。 続いて、石井秀樹同大食農学類准教授がコーディネーターを務め、「伊達市農業の未来を考える」をテーマとしたパネルディスカッションが行われました。パネリストとして、須田同市長、地元のJA役員、若手農業経営者、同大食農学類教員らが登壇し、同市の農業の歴史、現状と課題、将来の展望、さらに同大食農学類に対する期待について、ディスカッションが行われました。
当日は約180名が参加し、参加者らも同市の農業について考える機会となり、次回開催を望む声も寄せられました。
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