7月24日、浮島智子文部科学副大臣、玉上晃高等教育局審議官ら文部科学省職員4名及び福島市議会議員3名が福島大学に来学しました。
浮島副大臣は、はじめに学長室にて、中井勝己学長他と懇談の後、同大学環境放射能研究所を視察。その後、今年4月に開設した食農学類の1期生と懇談し、最後に食農学類附属農場を視察しました。
環境放射能研究所の視察では、塚田祥文所長から同研究所の概要や特徴的な取り組みの説明と、女性研究員から分析機器の紹介がありました。浮島副大臣は、同研究所の運営に関する文部科学省への要望を聞き出すなど、同研究所の活動に関心を寄せられただけでなく、女性が活躍している姿に感銘を受けていました。
また、食農学類1期生との懇談では、生源寺眞一食農学類長から食農学類の特徴を説明した後、学生4名から自己紹介がありました。引き続き、浮島副大臣は、学生が発言しやすい雰囲気を作り出しながら、将来の就職先などの希望、若者が農業に興味関心を持ってもらう方法、大学での学びの環境に関する要望などの質問を投げかけ、学生たちはみな自分の考えを積極的に発言しました。浮島副大臣は、食農学類生が学びの意欲と高い志、将来の希望をしっかりと持ち、そして自分の言葉で表現できていることに大きな感銘を受け、大変有意義な意見交換の場となりました。
この視察は、福島大学の震災復興に関する取り組みと、その復興を担う意欲ある学生の姿を知る大変意義深いものとなりました。
環境放射能研究所で女性研究員から試料の説明をうける浮島副大臣 | 食農学類生と懇談する浮島副大臣 |