食農学類学生・教員全員参加による田植えを実施

　福島大学では、５月２３日、今春開設された食農学類による田植え実習が同大附属農場で行われ、一期生１０８名の学生及び教員全員が参加しました。本実習は、同学類の「農場基礎実習I」におけるプログラムで、福島県下の様々な自治体や企業、地元団体の協力を得て、実施する運びとなりました。早期の農業経験及び農業や食品産業の基礎を実地で学ぶことに重点が置かれ、作物の生理や最新の農業技術がどのように成り立ってきたかに対して様々な気づきを与え、また農業機械への試乗や最新の技術を導入した田植え機による自動走行などの最新技術に触れる機会となりました。

　参加した学生からは、初めて経験したとの声や、手植え作業の大変さと機械作業による簡略化・スピード感・技術革新に関して述べる意見が多く聞かれました。

　同附属農場長の髙田大輔准教授は、「全員参加の実習による普段の座学中とは違う距離感が、学生と教職員、地域住民間でのコミュニケーションを促進するツールとなることも実感できた」と本実習の成果を語りました。