福島大学では、平成30年度に福島県須賀川市、福島県伊達市、国立歴史民俗博物館とそれぞれ包括協定を締結しました。協定の内容等は次の①~③のとおりになります。
① 須賀川市は、県の中通り中部に位置し、多くの観光資源を有する臨空都市であり、平成30年4月18日同市との間で、文化、産業、福祉、教育、学術研究等の分野において連携・協力する包括協定を締結しました。締結式の挨拶で橋本須賀川市長は、「大学に集積する知識や情報、経験を生かしながら地域の課題解決を図り地域の振興に繋げたい。」と述べました。
② 伊達市は、県の中通り北部に位置し、桃、リンゴ、柿など県内有数の果物の産地であり、平成31年1月30日同市との間で、福祉、まちづくり、人材、教育、産業等の分野において連携・協力する包括協定を締結しました。締結式の挨拶で須田伊達市長は、「大学の知見を多様な政策達成のために活用でき、多くの学生の参加により、地域に不足する若い人材や国際性豊かな人材の協力を得ることができる。」と述べました。
③ 国立歴史民俗博物館とは、平成30年9月4日研究・教育活動、社会貢献等に関する相互の連携・協力を推進するための包括協定を締結しました。締結式の挨拶で中井学長は「国立歴史民俗博物館を中心に全国展開している歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業に本学が参画し、東日本大震災以降本学が行ってきた被災資料のレスキュー活動をこの事業に位置付けた取組みとして展開できることは非常に大きな意味がある。」と述べ、久留島館長は「福島大学が東日本大震災以降、甚大な被害を受けられた福島県内の自治体や住民の方々と協力しながら、被災資料の保全活動をはじめ様々な事業を展開し地域に貢献してきている先駆的な実績(福島モデル)を全国的に共有するために、福島大学が進めている事業への協力や当館の「総合資料学」に関わる教育プログラムを一緒に展開していきたい。」と述べました。また、協定締結に先駆けて平成30年7月15日には福島大学を会場に「2018年度総合資料学第1回地域連携・教育ユニット研究会」が開催されました。
①中井学長(左)と橋本須賀川市長(右) |
②須田伊達市長(左)と中井学長(右) |
③久留島館長(中央左)中井学長(中央右)と両機関関係者 |