福島大学地域創造支援センター(CERA)は、2019年2月17日(日)に福島大学と福島県須賀川市との間で包括的な相互協力協定を締結(2018年4月18日締結)したことに伴い、連携・協力の一環として、第23回福島大学地域創造支援センター地域フォーラム「須賀川市地域活性化フォーラム―自治都市須賀川の未来を考える―」を開催しました。今回は福島大学創立70周年記念事業の一環及び会場となった須賀川市民交流センター(愛称:「tette」てって)のオープン記念を兼ねての開催となりました。
会場の「tette」は、東日本大震災により建物損壊の甚大な被害を受けた市街地中心部に、世代や分野を超えた市民交流を促進し、市民文化復興のシンボル及び中心市街地活性化の中核施設として建設され、図書館、生涯学習・子育て支援機能を備えているほか、同市出身で「特撮の神様」と称される円谷英二監督の偉業を顕彰する「円谷英二ミュージアム」が設置されています。
今回のフォーラムは、「tette」のコンセプトにもあるように、須賀川市に縁がある大学生や高校生、須賀川青年会議所の会員、若手・ベテラン自治体職員、一般市民など世代や分野を超えた方々に参加いただき、基調講演と参加者によるワークショップの構成で開催されました。伊藤宏福島大学理事・副学長(地域創造支援センター長)と橋本克也須賀川市長の挨拶の後、長野県立大学グローバルマネジメント学部大室悦賀教授による「人々の幸福に貢献できる"まち"」を演題に基調講演が行われました。
続いて、福島大学経済経営学類岩井秀樹教授がファシリテーターを務め、「20年後の須賀川市を考える」をテーマに、ワールドカフェ形式のワークショップが開催され、参加者からは「大学生や高校生の考えが聞けてたいへん有意義であった。」「20年後の須賀川市について普段話し合う機会がないので、様々な立場の方と話し合うことができ良い経験になった。」「行政だけでは限界があり、今後は住民や企業の力が不可欠であると改めて感じた。」などの感想が寄せられました。
ワークショップの様子