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福島大学

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環境放射能研究所(IER)が研究活動懇談会を開催

 福島大環境放射能研究所(IER)は、研究の成果を市民の方々や各自治体職員へ報告することを目的として研究活動懇談会を平成28年から実施しています。蔵前工業会(東京工業大学同窓会)福島県支部との共催となる10回目の研究活動懇談会は、「福島県の放射能の今―淡水魚から考えよう」と題し、川魚や養殖魚をテーマに、食用鯉の養殖産業を推進する福島県郡山市で2019年3月2日(土)に開催しました。

 鈴木 登夫会長(東京工業大同窓会)、難波 謙二教授(福島大共生システム理工学類・環境放射能研究所兼務教員)より挨拶があり、続いて、和田 敏裕准教授(福島大環境放射能研究所)、加藤 明准教授(東京工業大バイオ研究基盤支援総合センター)、藤田 恒雄場長(福島県内水面水産試験場)、箭内 勝則主幹兼課長補佐(郡山市農林部園芸畜産振興課)、堀江 清志塾長(阿武隈川漁業協同組合阿武隈川塾)の5名がそれぞれの立場から、原発事故後8年間の福島におけるこれまでの研究成果やこれからの課題について発表を行いました。川魚の食用需要だけでなく釣りというレジャーとしての側面、また郡山市が力を入れている鯉食文化の復活の取り組みなど、淡水魚をめぐる多様な話題が取り上げられました。

 本懇談会には、一般の方々や自治体関係者70名ほどが参加し、登壇者5名との活発な意見交換も行われ、有意義な懇談会となりました。

左から和田敏裕准教授、加藤明准教授(東京工業大学)

右、堀江清志塾長(阿武隈川漁業協同組合阿武隈川塾)の講演の様子

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