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『ふくしまの想いを届けよう福島大学 食農マルシェ』大盛況! 企画展示「「環境放射能研究のフロンティア」「人とふるさとをつなぐ」も開催

福島大学は、文部科学省庁舎前「霞テラス中央ひろば」において、「ふくしまの想いを届けよう!福島大学 食農マルシェ」を文部科学省との共催で去る平成30年10月31日に開催しました。

 食農マルシェは、東日本大震災による地震・津波被害、東京電力福島第一原子力発電所事故による放射線被害、そして風評被害という複合災害に直面した福島で学ぶ学生と地元の生産者(農家)が協働し、安全・安心な農産物や加工品などの試食・頒布・販売を行うことで、生産者と消費者との交流の場を作り、福島県産品の風評被害の払拭や福島の復興へ繋げることを目的に開催されました。学生の実践的な学びを学外に披露し、次世代の被災地復興を担う人材育成を推進する高等教育機関として宣伝するとともに、今春(平成31年4月)開設する農学群食農学類や大学院共生システム理工学研究科環境放射能学専攻についてもPRしました。

 イベント当日は、柴山昌彦文部科学大臣、浮島智子副大臣、白須賀貴樹大臣政務官をはじめ、藤原誠事務次官、山脇良雄審議官、義本博司高等教育局長など多くの文部科学省幹部や亀岡偉民衆議院文部科学委員長、小泉進次郎衆議院議員が応援に駆け付け、食農学類設置にかかる祝意と期待など熱いエールを送るとともに本マルシェに参加した学生や福島県の生産者を激励しました。

 開会式で中井勝己学長は「福島の農業の再生と復興への貢献、さらに新しい日本の農業を福島から発信していきたいという想いで3年間準備を進めてきた『農学群食農学類』が、文部科学省・地元関係団体・生産者・福島県等自治体などからの厚い支援のもと、平成31年4月に開設できる運びとなりました。ご支援・ご協力を頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。また、放射性物質の動態を科学的に解明し、今後の対策を進める能力を有する人材を育成するため、大学院共生システム理工学研究科の中に環境放射能学専攻も開設いたします。」と謝辞を述べ、続いて、生源寺眞一食農学類準備室長から食農学類のカリキュラム等の説明、小山良太教授から福島県の「食」と「農」の再生に向けた支援活動及び人材育成に関する本学の取組みについて報告を行うとともに、平修准教授から食農学類に就任予定の教員紹介を行いました。

 会場では、小山良太ゼミの学生たちが地元生産者と協働して、旬を迎えたリンゴの試食提供やゼミの取り組み(学生が生産者と協働で米づくりを行い、生産現場における放射能対策対策や安全検査の実態を体験し、それを情報発信する事業[事業名:おかわり農園])を披露し、また、農産物の説明・活動の紹介をしながら、福島県オリジナル米「天のつぶ」、福島の6次産業化商品であるジュース「桃の恵み」「りんご日和」などを無料配布しました。晴天に恵まれ、開催した時間帯が昼休みということもあり、文部科学省の職員をはじめ霞が関界隈で働く人々など約三千人が来場し、長蛇の列ができるなど、大盛況のうちに終了しました。

 また、同大は、同年9月~12月まで、文部科学省旧庁舎3階「情報ひろば」において企画展示を行いました。同大の「環境放射能研究所」では、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故で放出された環境中の放射性物質の動きや環境への影響の解明及び研究を行い、また「うつくしまふくしま未来支援センター」では、福島県の被災者と被災地域の復旧・復興の支援を行っている。本展示では、本年の干支でもある福島県避難地域に生息する野生生物(イノシシ)の動態の調査手法や東日本大震災で起きた様々な実例から教訓を学ぶために開発した避難所防災教育ツール『さすけなぶる』及び『leic(レイク)』についてパネル、映像、実物教材などにより来場者に紹介しました。


柴山文部科学大臣

浮島副大臣

亀岡衆議院議員

小泉衆議院議員

会場の様子

会場外まで延びる行列

開会式の様子

企画展示の様子

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