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福島大学大学院共生システム理工学研究科(環境放射能学専攻)の 設置について

設置計画の概要

  • 共生システム理工学研究科に新たに環境放射能学専攻を設置する(開設時期 平成31年4月)。
    修業年限 2年、 入学定員 7名(収容定員14名)、学位 修士(理工学)
  • 環境放射能学専攻の設置に伴い、共生システム理工学専攻の入学定員を53名(▲7名)とする。

教育研究上の目的・養成する人材像

本専攻は、人工および天然放射性核種の計測、モニタリング計画、制御、予測、評価などに中長期的視点で総合的に取り組むことができ、環境防護、予測、評価、環境修復、廃炉、中間貯蔵、浄化などの分野に貢献するとともに、その知見を社会の課題解決に活用できる能力と実践する力を有する専門職業人を育成する。 本専攻(修士課程)では、以下の姿勢・知識・能力を修得させる。

  • 環境放射能学というさまざまな学問分野を背景とする学際的枠組みの中で、従来の学問分野の枠組みにとらわれず多元的な視点から事象をとらえようとする姿勢と、研究発表等において異分野の専門家と対話できる能力。
  • 当該分野における課題解決に必要とされる、専門的な知識・技術。
  • 専門的な知識・技術を具体的な課題解決に実践的に活かす能力。
  • 専門的な知識・技術や研究成果を他者に的確に伝える能力。

教育課程

  • 環境放射能学専攻は、生態学、生物学、地球科学、現象数理学、化学、物理学、機械工学、電気工学などさまざまな学問分野を背景とする人材に対して、環境放射能学という学際的な学問分野に対応できる力を有する人材を育成するため、環境放射能学に関する俯瞰的知識ならびに実習を含む専門的教育を提供する。
  • 専攻としての専門的学習目標を明確化するため、生態学、モデリング、計測の3分野を設ける。
  • 専任教員計11名、教科専門等兼担教員8名で指導にあたる。
  • 基礎領域(共通科目・実践科目)において環境放射能に関する全般的・俯瞰的な事項を学んだ上で、深化領域(応用科目と講究科目(修士論文研究))で環境放射能に係る専門分野の深化を図る。

専門分野ごとの担当科目

[生態学分野]

本分野で中心となる学問分野は、生態学である。本分野では、魚類生態学、動物生態学、森林生態学を専門とする教員から構成されている。また、兼務教員の水域・陸域・森林における放射性物質の生物への蓄積や生物を介した循環についての授業の展開が可能である。

[モデリング分野]

本分野で中心となる学問分野は地球科学である。海洋、大気、陸域の各環境コンポーネントにおける放射性物質の移動や循環を観測によって明らかにする。また、これらの観測データを基にした数値シミュレーションを開発することにより、より広域かつ中長期の評価につなげることが可能となる。

[計測分野]

本分野で中心となる学問分野は化学である。放射性物質の化学形態の分析、高度な分析技術や計測技術の開発・改良を通して、放射性物質の動態に関する理解の深化を図ることが期待される。

環境放射能研究所ホームページ

入試課ホームページ

お問い合わせ

環境放射能研究所事務室 電話:024-504-2848

 

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