本学では、平成27年度から「中井プラン2021」で示した「『21世紀的課題』が加速された福島での課題」の解決に結びつく研究を重点研究分野として指定し、研究費を重点配分する「foRプロジェクト」を実施しています。
平成30年度は、複数年度指定の「foR-Fプロジェクト」2件、単年度指定の「foR-Aプロジェクト」3件、計5研究分野・研究者(グループ)を決定し、指定証交付式が行われ、中井学長から指定証が交付されました。
同プロジェクトに指定されたのは、共生システム理工学類の高橋隆行 教授(ロボット)、経済経営学類の吉田樹 准教授(地域交通)、共生システム理工学類の難波謙二 教授(放射線影響)、共生システム理工学類の大橋弘範 准教授(放射線セシウム不溶化)、共生システム理工学類の杉森大助 教授(酵母開発)です。震災や原発事故による深刻な地域課題の解決に向け、研究が加速することが期待されます。
「foR-Fプロジェクト」および「foR-Aプロジェクト」指定研究の概要は以下のとおりです。
「foR-Fプロジェクト」
●高橋隆行 教授
「環境放射能調査用水中ロボットの開発とイノベーション・コースト構想への貢献」
●吉田樹 准教授(研究代表者)・石川友保・佐藤英司
「foR-Aプロジェクト」
●難波謙二 教授(研究代表者)・トーマス・ヒントン・三浦富智・兼子伸吾・石庭寛子
「二動原体染色体解析を用いたイノシシの生涯被ばく線量の推定」
●大橋弘範 准教授(研究代表者)・小井土賢二・坂西欣也・原尚志
「土壌やバイオマス廃棄物からの放射性セシウムの不溶化・最終処分型への変換」
●杉森大助 教授「ふくしま酵母の開発」
平成30年5月25日foRプロジェクト指定証交付式 (後列左から)大橋准教授、難波教授、石庭特任助教、杉森教授 (前列左から)高橋教授、伊藤理事・副学長、中井学長、吉田准教授 |