メニューを飛ばして本文へ

福島大学

Menu

福島大学共生システム理工学類附属水素エネルギー総合研究所
(Hydrogen Energy Research Institute)

水素エネルギー総合研究所は、2024年4月に共生システム理工学類附属研究所として設置されました。本研究所では、福島県の重点課題の一つである水素・再生可能エネルギーに関する教育研究を推進するため、 水素を中心とした再生可能エネルギーの製造、貯蔵・輸送、利用、管理という一連のエネルギー循環を強く意識した研究を行います。今後は、これまでに本学が協定を締結した連携先と協力して教育研究体制を構築しながら、水素エネルギーを中核に据えた地方創生に取り組むため、地域の産学官が連携して魅力的な水素関連産業を創出するとともに、地域産業を担う専門人材を育成するための拠点となることを目指します。




上記の活動を行うため、水素エネルギーの製造から利用までを通貫した以下の2部門4グループの体制で活動を行います。

エネルギー地産部門

エネルギー製造グループ

福島県には、阿武隈川や猪苗代湖に代表される豊かな地上水に加え、県土の約7割を占める森林があり、そこから生み出される地下水も豊富に存在します。また、多くの火山も有しています。こうした豊かな自然資源(バイオマス・水力・地熱等)を活用した新しい水素製造法の開発に加え、火山を含む地球内部を起源とする新たな水素源の探索を行います。この取組みの一部が、福島国際研究教育機構(F-REI)の委託研究として開始されました。


エネルギー貯蔵グループ

バイオマスから環境適応型水素キャリアを獲得するための技術開発に加え、バイオマス等から製造された水素をより安全かつ簡便に貯蔵・輸送するための水素キャリアへの分子変換技術を開発します。また、バイ オマス起源の炭素繊維を利用し、水素を物理的に貯蔵・輸送するための高強度複合材料等を開発します。これらの研究を統合し、水素貯蔵システムの最適化と材料・技術の複合化を一体的に研究します。


エネルギー地消部門

エネルギーマネジメントグループ

地域で製造された水素を効率的に利活用するための水素需給予測や、各種設備の最適化等のためのマネジメント技術を開発します。また、研究成果を活用した教育プログラムの開発や、水の電気分解による水素製 造に不可欠な水資源管理、水素社会実現に向けた社会実装を県内自治体と連携して推進します。加えて、本研究所全体の進捗管理や研究マネジメント機能、研究成果を地域に還元するための連絡調整を行います。


エネルギー利活用グループ

地域で製造された水素をその地域内で利活用するため、新しい原理・材料に基づく燃料電池システムや水電解技術の開発を始め、産業界と大学のより一層の緊密な連携・協働を進めます。さらに、今後の需要拡大 に対応できる水素混焼や小規模水素発電・水素ボイラー等に関連した要素技術や、発電に伴う廃熱回収システム等を開発し、企業の開発・実装と大学がもつ科学的な技術シーズを融合させます。



プレスリリース

プレスリリース詳細はこちら

ページトップ