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福島大学

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奨学生の感謝のことば

令和4年度は、4名の学生に給付できました。受給生より奨学金給付の御礼と奨学金を活用した学習状況報告や今後の目標を伺いました。


人間発達文化学類4年

しのぶ育英会奨学金をいただいたことで経済面での不安が軽減され、これまでアルバイトに充てていた時間を減らして学業に集中することができました。今年度は卒業後の進路に役立つ知識と技能の習得に向けて、学内での学業、教育実習II、卒業論文の制作と並行して教育現場でのボランティア活動、就職活動に取り組みました。ボランティアや卒業論文の制作を通して子どもたちと関わるうえで大切にしていきたい価値観や考え方を見直すこともできました。卒業後、実際に現場で働く際にも、子どもたちにとってよりよい環境や関わりについて考え、学びの姿勢を持ち続けていきたいです。
卒業研究は「砂場・砂遊びの環境構成についての一考察」をテーマに行い、論文を制作しました。関連する先行研究等の文献をもとに、砂場・砂遊びの歴史、魅力や意義、幼児の砂遊びの特徴に触れたうえで、保育・教育現場における砂遊びのための環境構成として重要なことを明らかにしています。ボランティア先での遊びの事例を踏まえて研究を行ったことで、保育・教育現場の実態に合わせた環境構成について考察することができました。これらを通して得た学びを活かして、卒業後は子どもにとって意義のある遊び場の構成に力を入れて取り組んでいきたいと考えています。


行政政策学類3年

奨学金の受給によってアルバイトをする必要がなくなり、時間を有意義に使えるようになった結果、大学における学習・学修の中でも特にゼミの活動と自主学修プログラムの活動に集中し、どちらの活動においても無事成果を残すことができました。ゼミがきっかけで取り組むことになったキャピタルグループ主催の「エキサイティング・ロウゴ・プロジェクト」では、最終選考を勝ち上がったことで2名の国会議員に対し、長期投資を促進するための法政策をプレゼンする機会を頂戴し、貴重な経験ができました。また、東北圏内の大学で労働法を専攻しているゼミそれぞれが独自に労働問題に関するテーマを設定しその解決策を提起するという毎年開催される恒例行事「東北ジョイントゼミ」にて、自身がゼミの代表となり準備を進めた結果、最優秀賞(学生による投票)と教員特別賞(教員による投票)の二冠を達成することができました。図書館で様々な文献を読むことで実態や先行研究を知り、ゼミの皆で頻繁に集まって議論を深めることで、自分にはない考えや着眼点を知ることができたという点で非常に有意義な経験をすることができました。また、自主学修プログラムを利用し、自身が立ち上げた「川内村に関わり隊」の活動として、今年度は講義:むらの大学の川内村班2期生である大島草太先輩が立ち上げた事業 『Kokage Kitchen』 とコラボし、フルーツハーブティーの商品開発をしたうえで東京・福島にて発売するという貴重な経験をすることができました。川内村で開催されるイベントへ何度かボランティアとして参加させていただくこともありました。こうした活動を通じて人脈が広がり、様々な技術を獲得することができただけでなく、自分に足りない点や反省すべき点を知ることができ、人として成長することができました。
4年次は専攻している労働法や社会保障関連の分野に集中して大学での学習・学修を進めていく予定です。前期は就職活動もあり学習に割ける時間がこれまでより少なくなりますが、常に専攻分野に関する社会問題には関心を持ち続け、実態と課題の把握に努めたいと考えています。そして後期は、卒業研究は勿論のこと、ゼミの恒例行事である『東北ジョイントゼミ』で2連覇を果たしたいと考えています。また、年間を通じて座学だけでなく、1年生の頃から活動している被災地支援活動も継続する予定です。実際に行動に移すことでしか得られない「経験」という名の学修ができればと考えています。


経済経営学類4年

しのぶ育英奨学金を受給することによって、効率的に試験勉強、論文作成と進学準備を行うことができました。現在も勉強中の米国公認会計士試験(USCPA)では、1科目の受験に約10万円が必要なため、アルバイトと勉学のバランスをとりつつ受験準備を行なっていましたが、2022年の秋ごろからは本格的に卒業論文の作成と大学院出願手続き、その進学に係る奨学金の書類準備等を行う必要があったため、アルバイトをすることが難しい期間でした。そのため、この奨学金を有効的に活用することで、4科目からなるUSCPAの2科目目(BEC)に無事合格することができ、3科目目(AUD)の勉強にも集中することができています。また、卒業論文の執筆に集中できた上、出願した2校の大学院の内1校からはすでに合格をいただきました。大学院進学の奨学金についても現在一次選考を通過しており、この奨学金がなければこれらの実現は困難であったと強く感じています。
卒業研究のテーマとしては、日本におけるNPO(Non-Profit-Organization)の財務諸表から、団体の存続性に関係する数値を取り出し、グラフや表を用い比較・検討することによって、どのような要因や状況からNPOの存続性が懸念されているかを明らかにしました。この分析を行うにあたっての具体的な対象としては、日本国内の少子高齢化と障がい者雇用の増進の背景を考慮し、福島県福島市の保険、医療又は福祉の増進を図る活動を行う団体を主な対象として分析しました。この分析により、福島市の該当するNPOでは規模ごとに抱える財務的課題が異なっており、規模別の団体ごとに新たなアプローチを検討することの必要性を明示することができました。


経済経営学類4年

私はしのぶ育英奨学金のおかげで、大学の卒業研究に関する講義(ゼミナール活動)と卒業研究の執筆に専念することができました。奨学金の活用により、卒業研究執筆時にかかる時間と諸費用を補うことができ、卒業研究テーマに関する知識を修得することができました。その結果として、無事、卒業研究も完成させることができました。
卒業研究テーマは「仕入税額控除方式の展望」です。卒業研究の内容としては、2023年10月1日からの「インボイス方式」導入の是非について、「インボイス方式」と現在の仕入税額控除方式を税制の基本原則である「公平性・中立性・簡素性」の観点から、近年改正された「軽減税率」との関係性も踏まえて、比較検討しています。また、現在は日本商工会議所主催簿記検定試験1級の取得を目指して勉強しています。



令和3年度しのぶ育英奨学生の感謝のことば

令和2年度しのぶ育英奨学生の感謝のことば

令和元年度しのぶ育英奨学生の感謝のことば

平成30年度しのぶ育英奨学生の感謝のことば

平成29年度しのぶ育英奨学生の感謝のことば

平成28年度しのぶ育英奨学生の感謝のことば


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〒960-1296 福島市金谷川1番地
TEL:024-503-4991 FAX:024-548-3180
E-mail:kikin*adb.fukushima-u.ac.jp (*を@に置き換えてください。)

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