本学類は、人間の発達と文化の研究・創造に関する専門知識と技能の獲得を通じて、学校をはじめとして現代社会が直面する人間の成長支援に関わる諸課題に積極的に取り組む人材を養成する。
※本学類は、現代社会に必要とされるエデュケーターを育成するために、「教え育む力」を中心に、「理解し探究する力」「人や文化と関わる力」「解決し創造する力」の4つの能力を人間の発達と文化の両面から定義づけており、「学修指標」に明記している。以下に示すディプロマ・ポリシーは「学修指標」の簡易版である。
教え育む力
I-1 | 成長を支援する力:エデュケーターとしての自覚/問題解決への支援/セルフ・エデュケーション |
I-2 | 文化を育む力:文化の伝達/文化の創造/未来志向 |
理解し探究する力
II-1 | 人間に対する深い理解:発達の筋道の理解/人格・個性の尊重/社会背景の認識 |
II-2 | 文化の探究:専門的知識と技能の獲得/学問的思考/多様な視点からの問題把握 |
人や文化と関わる力
III-1 | コミュニケーション実践:多様なコミュニケーション/共感的態度/関係形成への努力 |
III-2 | 文化的実践:学問・文化の実社会での活用/文化の多様性の尊重/効果的な伝達方法 |
解決し創造する力
IV-1 | 共同性の創造と深化:共同性の創造/成長への方略/自治と自立 |
IV-2 | 課題発見・解決能力:創造的発想/論理的・批判的問題解決/実践の省察 |
現在の社会状況と人間発達の課題を関連づけ、エデュケーターとしての自覚と実践的能力を持つ。
(現代社会における教育の意義)
深い人間理解と愛情に根ざし、人間発達に関する専門的学識を身につけ発達の支援を行おうとする。
(深い人間理解に根ざした発達支援)
多様なコミュニケーションスキルに根ざし、人間関係を形成することができる。(コミュニケーションと人間関係)
集団的英知にもとづいて、自らの実践を深く省察し実践を改善することができる。(省察的実践)
学問や文化と現実社会との関係を把握し、その知識や技術を伝達することができる。(学問・文化の伝達)
各文化・学問の専門知識と、学問固有の思考法を身につけている。(専門的能力)
文化と人間発達の関係を捉え、多様な方法で人間に働きかけることができる。(人間発達と文化実践)
物事を論理的・批判的に捉えるとともに、創造的に問題解決にあたろうとする。(論理的・批判的・創造的態度)
スポーツや芸術の担い手として自覚し、人間の成長・発達と諸技術をつなぎ合わせることができる。
(文化の担い手としての成長)
スポーツや芸術に関する専門的な知識・技術を体得し、その意義を深く理解している。(諸技術の意義)
スポーツや芸術の意義にもとづいて、集団や地域社会のなかで専門技術を活用することができる。(諸技術の活用)
他領域との協力関係を重視しながら、実践することができる。(協力関係の重視)