経済経営学類では、経済と経営の基礎的・専門的な知識を身につけ、現代の経済社会を理解し、問題解決に実践的に取り組む人材を養成することを教育目標としています。これにしたがって、本学類のディプロマ・ポリシーでは、職業人・生活者として社会的、倫理的な観点から自らを律し自立することができること(「自立する力」)、経済学・経営学分野の基礎的、専門的知識と論理的思考力を身につけること(「客観的、論理的に思考する力」)、そして、それらを経済社会で応用し実践する力を獲得すること(「実践し解決する力」)、を掲げています。これらの達成に向けて、共通領域・自己デザイン領域、専門領域のカリキュラムを、以下の方針で構築しています。
共通領域・自己デザイン領域の履修を通して、幅広い教養と自己認識を深め、コミュニケーション能力を高めることによって、自立する力、実践力を養う。
経済学・経営学分野の基礎的、専門的知識と論理的思考力を身につけるため、専門教育の系統的学習システムを導入する。
2-1 | 前半セメスターにおいて、経済学・経営学分野の基礎基本に関する一連の科目(=リテラシー科目群)を設定する。 |
2-2 | 後半セメスターにおいて、専攻ごとの系統的履修体系(基幹的科目と中級・応用的科目)による専門教育を展開する。 |
2-3 | リテラシー科目群と専門科目の系統的履修体系は、各授業科目群の専門性・実践性とともに、専攻ごとのカリキュラム・マップにて表示される。 |
基礎的、専門的知識の応用力と実践力を向上させる場として、少人数教育を充実させる。
3-1 | ゼミナール形式の「専門演習」、「卒業論文演習」の開講 |
3-2 | 1セメスター完結の実践的な「特別演習」の開講 |
3-3 | 学習成果の集大成としての、必修の「卒業論文」 |
応用重視の外国語教育を展開して、実践力を高める。
4-1 | 必修(「経済英語基礎」または「異文化コミュニケーション」)科目の設定 |
4-2 | 選択科目(「外書講読」「外国語応用コミュニケーション」「特殊講義」)での外国語教育 |
意欲を持ち力量ある学生に対し、より専門的な学習の機会を提供する。
5-1 | 特殊講義、深化科目の開講 |
5-2 | 大学院(経済学研究科)開講科目をアドバンスト科目として履修可能に |
経済学・経営学分野の基礎的・専門的科目に対して卒業要件のGPA制度を導入し、学習の質を高める(GPA制度:成績評価(A,B,C,D,F)を点数化し、その平均値(Grade Point Average)が一定以上であることを求めるもの)。
以上のカリキュラムの狙いを学生・教員の間で共有し、学生自らの目的意識の形成と選択をサポートするために、アドバイザー教員による履修指導体制を用意する。