○福島大学における自己点検・評価に関する基本方針
令和2年8月27日
自己評価委員会制定
国立大学法人福島大学は、福島大学の使命や目的の実現に向けて、教育及び研究、組織及び運営、並びに施設及び設備の状況について継続的な点検・評価を行うとともに、自主的・自律的な質の保証(内部質保証)を高め、絶えず改善・向上及び機能強化を図るため、国立大学法人福島大学評価規則(以下「評価規則」という。)第15条に基づき、自己点検・評価の基本方針を以下のとおり定める。
なお、本基本方針は、これまで実施してきた自己点検・評価の実施内容等を整理、明文化したものである。
1 本学の自己点検・評価の趣旨・目的
本学は、創立以来、福島の地から教育、産業、行政等幅広い分野へ専門的人材を輩出しており、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故からの復興活動により地域に寄与するなど、自由・自治・自立の精神に基づいた文理融合の教育研究体制を確立し、21世紀的課題先進地における中核的学術拠点としての使命を果たしている。この使命のもと、本学の活動の発展・向上を図るために、評価規則第3条第2号に基づき、本学の諸活動について自ら行う点検・評価及びそれに基づいた改善を行う。
2 内部質保証機能を高める自己点検・評価の実施
本学の内部質保証を高める自己点検・評価を実施するための体制は、以下のとおりとする。
(1) 責任・実施体制
1) 総括責任者
内部質保証の最高責任者として、総括責任者を置く。総括責任者は、学長とする。
2) 実施責任者
自己点検・評価の責任者として、実施責任者を置く。実施責任者は、総務を担当する理事又は副学長とする。
3) 改善・向上活動の責任者
実質的な内部質保証に関する取組みを行う責任者として、組織を所掌する各理事又は副学長、各学類長、各研究科長等を改善・向上活動の責任者とする。
(2) 自己点検・評価の責任体制
上記(1)の3)における自己点検・評価については、各組織に関する規程等で定められた活動項目に応じて、内部質保証を担う各理事又は副学長により、各担当組織が毎年度実施するものとする。
また、学類及び研究科については、教育課程の編成及び教育内容の改善・充実に関する事項について、各学類長及び各研究科長の下、各学類教員会議及び各研究科委員会において審議するものとする。
1) 教育
No. | 組織 | 主な活動の内容 |
1 | 教育推進機構会議 | ○学士課程教育及び大学院課程教育の改善充実に関すること ○全学的な、学生の確保・国際交流・学生支援・就職支援に関する調査・研究、企画立案・実施に関すること |
2) 学生支援
No. | 組織 | 主な活動の内容 |
1 | 教育推進機構 (学生生活委員会) | ○学生生活支援内容の改善・充実 ○学生の厚生福祉及び学生指導に関すること |
2 | 教育推進機構 (学生総合相談室) | ○学生相談業務内容の改善・充実に関すること |
3 | 教育推進機構 (アクセシビリティ支援室運営会議) | ○障がいのある学生の円滑な修学、学生生活に係る指導・助言等業務内容の改善・充実に関すること ○障がいのある学生の受入れ及び修学に関すること |
4 | 教育推進機構 (キャリアセンター運営会議) | ○本学の学生及び卒業生のキャリア形成並びに就職活動支援業務の実施及び業務内容の改善・充実に関すること |
5 | 教育推進機構 (国際交流センター運営会議) | ○海外の大学等との学術及び学生交流の企画・推進、留学生教育の企画立案及び教育研究面での国際交流を目的とした業務内容の改善・充実に関すること |
3) 学生受入
No. | 組織 | 主な活動の内容 |
1 | 教育推進機構 (アドミッションセンター運営会議) | ○アドミッションポリシーに応じた入学者選抜(具体的方策の企画・立案、入学者選抜の実施、入試広報等)に関すること |
4) 研究・地域連携
No. | 組織 | 主な活動の内容 |
1 | 研究推進機構会議 | ○教員の研究活動並びに地域社会との円滑な連携協力活動支援に関すること ○本学の知的財産保護、育成、管理、活用の推進による研究活動と社会貢献の活性化に関すること |
2 | 地域未来デザインセンター運営会議 | ○地域と連携した教育・研究支援、地域の課題解決やイノベーション創出貢献、地域創生寄与等の業務内容の改善・充実に関すること |
5) 施設設備・学術情報
No. | 組織 | 主な活動の内容 |
1 | 財務・施設委員会 | ○財務に関すること ○施設整備・環境対策・防災対策に関すること ○既存施設・設備の点検・評価及び改善・充実に関すること |
2 | 附属図書館運営委員会 | ○附属図書館の管理及び運営に関すること ○教育及び研究に必要な図書館資料の収集管理に関すること ○図書館資料の利用に関すること |
3 | 情報システム運用委員会 | ○本学における情報システムの運用管理に関すること ○本学が保有する情報の保護及び活用並び適切な情報セキュリティ対策に関すること |
(3) 客観的状況の調査・蓄積・分析の実施
毎年度モニタリングを実施するとともに、本学に関連するデータ及び学外の有識者の意見等の調査・蓄積・分析を行う。
(4) 自己点検・評価結果等に基づいた改革・改善の実施
総務を担当する理事又は副学長は、自己点検・評価結果等(法人評価結果、認証評価結果、第三者評価結果、監事等監査結果及びステークホルダーの意見等を含む。)で得られた課題等を整理し、自己評価委員会における検討を踏まえて、総括責任者である学長に報告する。学長は、改善・向上活動の責任者に対して課題解決の改善指示を行い、改善・向上活動の責任者は改善計画を策定の上、改善を実施する。
3 自己点検・評価の効率化・合理化
毎年度の自己点検・評価の実施状況を踏まえ、自己点検・評価の効率化・合理化を図る。
4 自己点検・評価情報の公開
社会的説明責任を果たすため、自己点検・評価の状況を公開する。
5 その他
本方針は、状況に応じて見直すとともに、基本方針の実現に向けて、別に運用を定める。
附則
この基本方針は、令和2年8月27日から施行する。
附則
この基本方針は、令和3年5月31日から施行する。
附則
この基本方針は、令和3年11月9日から施行する。
附則
この基本方針は、令和4年6月17日から施行し、令和4年4月1日から適用する。
附則
この基本方針は、令和6年4月1日から施行する。