○福島大学大学院奨学金返還免除内定候補者選考規程
令和5年2月27日
(趣旨)
第1条 福島大学(以下「本学」という。)において、独立行政法人日本学生支援機構(以下「機構」という。)に対して推薦する奨学金返還免除内定候補者(以下「内定候補者」という。)の選考については、他の法令等に定めのあるもののほか、この規程の定めるところによる。
(申請要件)
第2条 機構の大学院第一種奨学金の貸与を申請予定の学生で、次の各号をすべて満たす者が、返還免除を申請することができる。
一 大学学群・学類及び学部において修学支援新制度(旧給付奨学金を含む)の対象者であること、または住民税非課税世帯であることが本学で確認できること。
二 次に定める特定分野に該当する研究科への進学を希望していること。
科学技術イノベーション創出に寄与する分野 地域デザイン科学研究科、共生システム理工学研究科、食農科学研究科、教職実践研究科
大学の強みや地域の強み等を生かした分野 地域デザイン科学研究科、共生システム理工学研究科、食農科学研究科、教職実践研究科
三 将来、前号に規定する特定分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な能力を備えて活動することができると認められる者
(申請方法)
第3条 内定候補者として推薦を希望する者(以下「申請者」という。)は、所定の方法により所属予定の研究科の長に申請する。
(研究科からの推薦)
第4条 各研究科の長は、申請者について次条に定める基準により順位を付して、福島大学大学院奨学金返還免除候補者等選考委員会(以下「委員会」という。)に推薦する。
(成績評価)
第5条 申請者の成績評価に当たっては、大学院入学試験及び大学における成績をもとに、次の各号に掲げる活動として機構が定める評価基準について十分な業績を挙げる見込みがある者を対象として評価を行う。
一 大学院における教育研究活動等に関する業績
二 専攻分野に関連した学外における教育研究活動等に関する業績
(内定候補者の選考)
第6条 委員会における内定候補者の選考は、機構から示される推薦枠の範囲内で、推薦順位を付して選考する。
(機構への推薦)
第7条 学長は、委員会の議に基づき、機構に推薦する。
(雑則)
第8条 この規程に定めるもののほか、内定候補者の選考に関し必要な事項は、委員会が別に定める。
附則
この規程は、令和5年4月1日から施行し、令和5年度入学者から適用する。
別表(第5条関係)
Ⅰ 評価項目
専攻分野に関する業績 | 日本学生支援機構が定める評価基準 |
1 学位論文その他の研究論文 | 学位論文の教授会での高い評価、関連した研究内容の学会での発表、学術雑誌への掲載又は表彰等、当該論文の内容が特に優れていると認められること |
2 大学院設置基準(昭和49年文部省令第28号)第16条に定める特定の課題についての研究の成果 | 特定の課題についての研究の成果の審査及び試験の結果が教授会等で特に優れていると認められること |
3 著書、データベースその他の著作物(前2号に掲げるものを除く。) | 前2号に掲げる論文等のほか、専攻分野に関連した著書、データベースその他の著作物等が、社会的に高い評価を受けるなど、特に優れた活動実績として評価されること |
4 発明 | 特許・実用新案等が優れた発明・発見として高い評価を得ていると認められること |
5 授業科目の成績 | 講義・演習等の成果として、優れた専門知識や研究能力を修得したと教授会等で高く評価され、特に優秀な成績を挙げたと認められること |
6 研究又は教育に係る補助業務の実績 | リサーチアシスタント、ティーチングアシスタント等による補助業務により、学内外での教育研究活動に大きく貢献し、かつ特に優れた業績を挙げたと認められること |
7 音楽、演劇、美術その他芸術の発表会における成績 | 教育研究活動の成果として、専攻分野に関連した国内外における発表会等で高い評価を受ける等、特に優れた業績を挙げたと認められること |
8 スポーツの競技会における成績 | 教育研究活動の成果として、専攻分野に関連した国内外における主要な競技会等で優れた結果を収める等、特に優れた業績を挙げたと認められること |
9 ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績 | 教育研究活動の成果として、専攻分野に関連したボランティア活動等が社会的に高い評価を受ける等、公益の増進に寄与した研究業績であると評価されること |
Ⅱ 評価方法等
各評価項目について、大学院入学試験の結果をもとに十分な業績を挙げる見込みがある者を対象として、大学における成績(GPA)により評価して推薦順位を決定する。