○福島大学大学院奨学金返還免除候補者選考規程
平成17年4月1日
(趣旨)
第1条 福島大学(以下「本学」という。)において、独立行政法人日本学生支援機構(以下「機構」という。)に対して推薦する奨学金返還免除候補者(以下「候補者」という。)の選考については、他の法令等に定めのあるもののほか、この規程の定めるところによる。
(推薦対象者)
第2条 推薦対象者は、機構の大学院第一種奨学金の貸与を受けている本学の大学院学生で、推薦年度中に貸与期間が終了することとなる者のうち、在学中に特に優れた業績を挙げた者(以下「業績優秀者」という。)とする。ただし、課程修了は要件としない。
(申請)
第3条 奨学金の返還免除を申請する者は、所定の書類により所属する研究科の長に申請するものとする。
(研究科からの推薦)
第4条 各研究科の長は、業績優秀者について次条に定める基準等により順位を付して、福島大学大学院奨学金返還免除候補者選考委員会(以下「委員会」という。)に推薦するものとする。
一 大学院おける教育研究活動等に関する業績
二 専攻分野に関連した学外における教育研究活動等に関する業績
(候補者の選考)
第6条 委員会における候補者の選考は、機構から示される推薦枠の範囲内で、推薦順位を付して選考するものとする。
(機構への推薦)
第7条 学長は、委員会の議に基づき、機構に推薦する。
(雑則)
第8条 この規程に定めるもののほか、候補者の選考に関し必要な事項は、委員会が別に定める。
附則
この規程は、平成17年4月1日から施行し、平成16年度第一種奨学金の採用者で、当該年度中に貸与が修了する者から適用する。
附則
この規程は、平成20年4月1日から施行する。
附則
この規程は、平成21年4月1日から施行する。
附則
この規程は、平成24年11月6日から施行する。
別表(第5条関係)
Ⅰ 評価項目
専攻分野に関する業績 | 日本学生支援機構が定める評価基準 | 評価項目 | 証明する書類 | |
大学院における教育研究活動等 | 専攻分野に関連した学外における教育研究活動等 | |||
1 学位論文その他の研究論文 | 学位論文の教授会での高い評価、関連した研究内容の学会での発表、学術雑誌への掲載又は表彰等、当該論文の内容が特に優れていると認められること | ①学位論文及びその他の研究論文について特に優れていると研究科委員会等で認められること | ②学会誌等への論文掲載 ③学術雑誌等への掲載 ④国際会議論文 ⑤学会発表 ⑥学会表彰 ⑦各種研究助成金の獲得 | 1)学位論文 2)論文別刷り 3)掲載論文誌 4)講演論文集 5)賞状等 6)研究業績目録等 7)各研究助成金の採択通知 8)その他 |
2 大学院設置基準(昭和49年文部省令第28号)第16条に定める特定の課題についての研究の成果 | 特定の課題についての研究の成果の審査及び試験の結果が教授会等で特に優れていると認められること | ①特定の課題についての研究成果の審査結果が特に優れていると研究科委員会等で認められること | ②権威ある大会や団体において評価を得たもの ・展覧会、演奏会への作品発表 ・指導員、審判・審査員等の資格取得及び審査・指導 ・全国的な競技会への出場 | 1)賞状等 2)大会参加証明書 3)資格証 4)その他 |
3 著書、データベースその他の著作物(前2号に掲げるものを除く。) | 前2号に掲げる論文等のほか、専攻分野に関連した著書、データベースその他の著作物等が、社会的に高い評価を受けるなど、特に優れた活動実績として評価されること | ①1、2以外の著書、データベースが特に優れていると研究科委員会等で認められること | ②1、2以外の著書、データベース、解説記事等の著作物がある | 1)出版物 2)賞状等 3)研究業績目録等 4)その他 |
4 発明 | 特許・実用新案等が優れた発明・発見として高い評価を得ていると認められること | ①特許・実用新案等が研究科委員会等で特に優れていると認められること | ②特許・実用新案などの取得あるいは出願 | 1)出願資料 2)特許取得を証明するもの 3)その他 |
5 授業科目の成績 | 講義・演習等の成果として、優れた専門知識や研究能力を修得したと教授会等で高く評価され、特に優秀な成績を挙げたと認められること | ①成績評価等により特に優秀と研究科委員会等で認められること ②特に優れた研究能力や専門的知識を有すると研究科委員会等で認められること | 1)成績証明書 2)その他 | |
6 研究又は教育に係る補助業務の実績 | リサーチアシスタント、ティーチングアシスタント等による補助業務により、学内外での教育研究活動に大きく貢献し、かつ特に優れた業績を挙げたと認められること | ①ティーチングアシスタントの実績があること | ②学外でのティーチングアシスタントの実績があること | 1)業務実施確認書 2)指導教員の所見 3)その他 |
7 音楽、演劇、美術その他芸術の発表会における成績 | 教育研究活動の成果として、専攻分野に関連した国内外における発表会等で高い評価を受ける等、特に優れた業績を挙げたと認められること | ①国内外における発表会等においての受賞等 | 1)賞状等 2)作品の場合は、当該作品の写真、コピー等 3)その他 | |
8 スポーツの競技会における成績 | 教育研究活動の成果として、専攻分野に関連した国内外における主要な競技会等で優れた結果を収める等、特に優れた業績を挙げたと認められること | ①国内外における競技会等において入賞 | 1)賞状 2)記録証等 3)その他 | |
9 ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績 | 教育研究活動の成果として、専攻分野に関連したボランティア活動等が社会的に高い評価を受ける等、公益の増進に寄与した研究業績であると評価されること | ①学内の顕彰を受ける等、公益の増進に寄与した研究業績であると評価されたもの | ②学外の顕彰を受ける等、公益の増進に寄与した研究業績であると評価されたもの | 1)機関からの依頼状 2)感謝状等 3)具体的な活動内容報告書 4)その他 |
Ⅱ 評価方法等
1．専攻分野に関する業績1、2及び3(教育学研究科及び人間発達文化研究科については専攻分野に関連した業績として認められる場合には7及び8を含めるものとする。)を主要業績群、それ以外を参考業績群とし、評価の比重は2：1とする。
2．主要業績群と参考業績群の各評価項目について総合評価する。
①主要業績群
特に優れた業績の評価をAA(10点)及びA(8点)とする。
優れた業績の評価をB(6点)、C(4点)及びD(2点)とする。
②参考業績群
特に優れた業績の評価をAA(5点)及びA(4点)とする。
優れた業績の評価をB(3点)、C(2点)及びD(1点)とする。
3．各評価項目ごとに、大学院奨学金返還免除候補者選考に関する評価調書(様式第1)に評価内容を記入し、証明する書類を添付する。
4．総合評価点の高い順から推薦順位を決める。
(注)専攻分野に関する業績7、8及び9は、専攻分野に関連した業績でないと認められない。
