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シンポジウム"福島の「今」、そして「未来」へつなぐ―東北への思いを関西への想いへ―"を開催

3月8日(土)大阪大学中之島センターにおいて、うつくしまふくしま未来支援センター棟竣工記念二大都市シンポジウム"福島の「今」、そして「未来」へつなぐ ―東北への思いを関西への想いへ―"を開催し、約200名が参加しました。
  震災直後、「ささえよう日本 関西からできること」というメッセージや様々な支援によって東北・福島は支えられました。この思いに対し、福島の経験を通して、今後発生する可能性が高いと言われている東南海・南海地震に生かせるよう、東北・福島の想いを関西へつなぐことを目的としました。
  開催に先立ち、入戸野学長から「福島の課題解決が、日本・世界の課題解決へとつなげるべく、世界に発信していく使命がある。」との挨拶があり、続いて、大阪大学の平野総長より「福島の復興に向けた取組みが、阪神大震災を経験した関西で、あらためて町やくらしを考え直す機会となり日本の未来へつながれば幸いである。」との挨拶がありました。

◆第T部 基調講演「未来の世代のために ―復興支援と大学の責任―」
  鷲田清一氏(せんだいメデイアテーク館長、前大阪大学総長)による基調講演では、震災前からあった地方と中央の問題の加速化、震災後に発生した問題に対し、未来を見据えた創造的な対応が大事であるとの話がありました。

◆第U部 福島の現状報告
  「震災後における福島大学の活動」(中井センター長)、「OECD東北スクールの活動」(OECD東北スクール参加者・釣巻洋子さん)、「土壌から作物への放射性セシウムの移行 −汚染からの回復に向けて」(塚田特命教授)、「地域コミュニティーの再生に向けて」(開沼特任研究員)について報告がありました。

◆第V部 パネルディスカッション「地域で共に生きる力を育む ―福島の経験を次に生かす―」
  パネリストの遠藤雄幸川内村村長から帰村宣言後の取組みみや今後の課題、渥美公秀大阪大学大学院教授からは岩手県野田村や関西で行っている支援活動の必要性、永松伸吾関西大学准教授から楢葉町の住民調査や産業・雇用の問題、本多環特任準教授から子ども支援の取組みから見えてきた福島の子どもたちの状況、三村悟特命教授からは震災後の福島に対する海外の捉え方について、被災地や被災者の現場に基づいた提起が出されました。モデレータの開沼特任研究員から、福島が抱える問題は日本の他の地域にもつながる問題であり、先を見据えた取組みが必要になるとの総括がなされました。予定の時間を大幅に超えたにもかかわらず、参加者は最後まで熱心に聞いていました。
  また、中之島センターのエントランスでは、大阪大学と福島大学の学生によるボランティア活動等のパネル展が行われ、多くの方に見ていただきました。

入戸野学長による挨拶
入戸野学長による挨拶
大阪大学・平野総長からの挨拶
大阪大学・平野総長からの挨拶
基調講演・鷲田氏
基調講演・鷲田氏
第U部報告者(左から開沼、塚田、釣巻、中井)
第U部報告者
(左から開沼、塚田、釣巻さん、中井)
第V部パネリスト(左から遠藤村長、渥美教授、永松准教授)
第V部パネリスト
(左から遠藤村長、渥美教授、永松准教授)
第V部パネリスト等(左から開沼特任研究員、三村特命教授、本多特任準教授)
第V部パネリスト等
(左から開沼、三村、本多)
会場の様子
会場の様子
会場外の地元紙など情報コーナー
会場外の地元紙など情報コーナー
学生によるパネル展
学生によるパネル展