■地震発生直後の対応
○地震が発生した瞬間の対応
- 窓や棚のように、ガラスが割れたり中のものが飛び出しそうなものから離れる。
- 机の下などにもぐるか、バッグ・衣類などで頭を覆うなどして、ガラス、黒板、テレビモニター、蛍光灯などの落下物から身体を守る。
- 余裕があれば、ドア付近にいる人は、ドアを開け出口を確保する。
- 実験中など火気を使っているときは火を消す。ただし、無理に消しに行くことはしない。
- 薬品などから離れる。
- 広場やグラウンドなど、落下物がない場所にいる場合は、その場で座り込み揺れが おさまるのを待つ。
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○揺れがおさまった後の対応
- 自分自身の心構え
- 冷静に、落ち着いて。
- 建物は大丈夫か、火災はおきていないか、負傷者はいないかなどの確認をする。
- 火災や負傷者がいる場合は、最寄りの事務室や研究室に連絡し、自分の身が安全な範囲で、初期消火、応急手当をする。
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- 自分が負傷した場合の対応
- 大声をあげて助けを呼ぶ。
- 自分の存在(生存)を明らかにする。声が出なければ、何らかの手段で大きな音を出すなど、周囲の人に気づいてもらえるよう試みる。
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- 生存者を捜す場合の対応
- 大声を出して生存者に呼びかる。
- 発見した場合は、すぐに救助を始めるとともに大声で周囲に協力を呼びかける。
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- 屋内にいる場合に確認すること
- 室内の状況を確認
備品が倒れ散乱していないか、薬品が漏れたり、流れ出ていないか、などを確認する。
- 他の教室の状況を確認
周囲の教室や部屋の状況を確認する。非常放送があった場合は、その指示に従う。
- 建物の状況を確認
建物が傾いていないか、壁にヒビが入ったり崩れたりしていないか、などを確認する。
- 火災の状況を確認
火災が起きていないか、起きていれば消火できるかどうかを判断する。
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- 屋外へ避難する前に確認すること
- 避難ルートの確保
大きな地震には必ず大きな余震があるので、窓・ドアを開け、避難ルートを確保する。
- ガス漏れ対策
二次災害を防ぐためにガスの元栓を閉める。
- 電気火災への対策
配電盤のある研究室・実験室などはスイッチを切る。電気器具はスイッチを切り、プラグを抜く。
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- 屋外に避難するときの行動
- 火災が起きている場合は、避難する際には、タオルやハンカチで口を覆う。
- どのルートで避難すれば安全か確認する。
- エレベーターは使わず、階段を使用する。
- 押し合うなど周囲の人の安全を脅かさないよう注意する。
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○避難
-
避難場所は、広く、火災による延焼のおそれのないところが適している。大学ではあらかじめ「陸上競技場」を避難場所として指定しているが、地震時の状況により安全な場所に避難する。
- 住んでいる地域の避難場所については、居住している自治体のホームページなどを見て、確認しておく。
★参考URL:福島市 危機管理課「災害が起きたら」http://www.city.fukushima.fukushima.jp/soshiki/8/600.html
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■地震発生直後の対応
○帰宅する場合は
-
公共交通機関(JR・バス)の運行状況を確認してから帰宅を開始する。(状況によっては、避難者が駅・幹線道路に集中するのを避けるため、時間をおいてから帰宅する場合も考える。)
- 時間帯や距離に応じては、徒歩で帰宅する。
- 幹線道路を通る。また、複数の帰宅経路を想定しておき、安全な経路を選択する。
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○大学など自宅以外では
- 自宅が遠い場合は、帰宅を見合わせ、大学が帰宅困難者等のため開設する避難所、最寄りの自治体等が開設する避難所を利用する。
- 地震の規模、起きた時間、交通機関の状況、自身の体調や体力により臨機応変に判断する。
- 大学が避難所を開設した場合、構内放送などで知らせる。
- 1日〜数日程度様子をみて、交通機関などの復旧状況により、帰省するかどうか判断する。
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○避難所では
- 大学の避難所では、大学の指示に従う。備蓄物資等の運搬、避難所運営など可能なことは協力をする。
- 自治体等の避難所では、協力しあい、助けあいながら、大学生として相応しい行動をとる。
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■日頃からの備え
○教室・研究室で準備・確認しておくこと
- 最寄りの非常口の位置はどこか。
- 最寄りの消火器の設置場所はどこか。
- いざというときに部屋から避難しやすいか。避難の障害になるものがないか。
- 一時避難場所や広域避難場所への避難経路を確認しているか。
- 自宅へ歩いて帰宅する場合の経路は決まっているか。
- 家族との連絡方法は決めているか。(災害用伝言ダイヤルも有効)
★参考URL:NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)」
http://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171/index.html
- 研究室の関係者の緊急連絡先はわかっているか。
- 薬品庫は収納された薬品が転倒しないようになっているか。
- 高圧ガスのボンベの転倒防止はしてあるか。
- 実験動物が逃げ出さない設備構造になっているか。
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○自宅で準備・確認しておくこと
- 照明、棚、たんす、冷蔵庫、テレビなどの転倒防止はしているか。
- 広域避難場所を知っているか。避難経路を決めているか。
- 貴重品は安全な場所に保管しているか。
- 非常持出し品を準備しているか。
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