福島大学TOP >> 文部科学省における大学・研究機関等との共同企画広報の実施〜文部科学省ミュージアム「情報ひろば」企画展示〜

福島大学トピックス

文部科学省における大学・研究機関等との共同企画広報の実施
〜文部科学省ミュージアム「情報ひろば」企画展示〜

福島大学では文部科学省と共同で、文部科学省ミュージアム「情報ひろば」において企画展示を実施いたしますのでお知らせいたします。

情報ひろばの様子 情報ひろばの様子

企画展名(テーマ)

今、ふくしまからはじめよう!〜福島大学における震災復興に向けた取組〜

(1)『郷土に想いを寄せる「同窓会」』モデル化事業

(2) 放射線への取組

(3) 再生可能エネルギー:カエデの種型風車の開発

展示期間

平成25年1月7日(月)〜3月15日(金)

※3月7日(木)〜12日(火)は都合により閉館となります。

※開館は午前10時〜午後6時

展示場所

文部科学省 情報ひろば「旧秘書官室」
(東京都千代田区霞が関3-2-2 旧文部省庁舎3階)

展示背景・概要

福島大学は、福島県の復旧・復興を長期的に支援するため、平成23年4月に「うつくしまふくしま未来支援センター」を立ち上げ、様々な活動に取り組んでいます。この企画展示では、東日本大震災の発生以降、福島大学が一丸となって取り組んできた復旧・復興の活動から三つをピックアップして紹介します。

(1)『郷土に想いを寄せる「同窓会」』モデル化事業

被災地域の多くの子どもや保護者が県内外へと避難しました。その多くの人たちは、「もう一度同じクラスだった友だちと一緒に学習したい」「もう一度あの町のあの場所に行きたい」「もう一度あのお祭りに参加したい」と、郷土に想いを寄せることが「夢」として語られる現状にあります。当事業は、今一度、郷土の良さを感じたり見つめ直したりすることができるような「同窓会」を実施し、これをモデル化して県内各市町村へ提供するものです。【浪江町津島地区の部】と【川内村の部】の実施した成果を紹介します。

【主な展示物】

1) 実物展示

2) モニター映像

3) パネル

(2) 放射線への取組

福島第一原子力発電所事故後すぐに教員有志による放射線計測チームを作り、測定点約300の空間放射線量率マップを作成しました。これは、面で放射線量データを示した最初のマップとして、関連する地元自治体や文部科学省へ提供しました。その後うつくしまふくしま未来支援センターの中に、放射線対策担当を作り、放射線問題に対応しています。そこでは、日本原子力研究開発機構等と協力し、大学関連施設での除染実験を行ってきました。また、同じく未来支援センターの地域復興支援担当では、農地の放射能汚染マップを作成し、安全な農産物を作るための支援活動を行っています。更に、三つの放射線測定器を展示し、実際に使ってもらうことによって放射線への理解を深めてもらいたいと考えています。

【主な展示物】

1) 実物展示

2) パネル

(3) 再生可能エネルギー・カエデの種型風車の開発

震災後、再生可能エネルギーの大切さにいち早く気付いた福島で、カエデの種の落下からヒントを得た新しい風車が開発されました。このカエデの種型風車は、低風速で高効率・高回転・高トルクの実現に成功しました。現在は特許出願中であり、製品化を目指し研究を進めています。

【主な展示物】

1) 実物展示

2) パネル

お問い合わせ

総務課広報担当 024-548-5190