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国立大学法人福島大学と独立行政法人放射線医学総合研究所は連携協力に関する協定を締結しました

国立大学法人福島大学(福島大)と独立行政法人放射線医学総合研究所(放医研)は、2012年2月13日、連携協力に関する協定を締結しました。

本協定の締結により、双方の人的資源、研究資源を活用し、研究及び人材育成のより一層の充実を図り、学術及び科学技術の発展、振興により、地域に貢献することが期待されます。

福島大は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に対し、これまで地元大学として総力を挙げて環境解析、自治体支援等を行ってきました。しかし、今後長期にわたる放射線と県民の健康にかかわる研究開発に取り組むには、福島県立医科大学はもとより、放医研と連携・協力し、放射能汚染による環境への影響調査や健康へのリスク評価、ならびにそれらを統合した対策立案など総合的な取り組みが重要な課題になっています。

福島大は放医研と連携することによって、地元被災大学として上記の課題に対する取り組みを的確に実施し、放射線被ばくの防御、低減化に向けて研究開発を推進していきたいと考えております。

今回の放医研との連携では、具体的に

@ 多核種の迅速な分析法の研究開発

A 放射性物質の計測・観測方法の開発

B 環境中の放射性物質の動態に関する研究

C 農耕地等の放射性物質の動態と作物への移行に関する研究

D 沿岸河口域の放射性物質の動態と輸送過程の解明に関する研究

などを主体としています。

締結式の様子 2012.02.13
締結式の様子 2012.02.13