創立58周年記念シンポジウム 地域の水環境問題を考える

 創立58周年記念シンポジウムにご参加いただき、ありがとうございます。

 福島大学は、さる5月31日、創立58周年を迎えることになりました。約120年の戦前からの前身校の伝統を引き継いで、1949年(昭和24年)5月、後の教育学部である学芸学部と経済学部の2学部で出発しました。約30年後に、市街地に分散していた校舎を、この金谷川に移転し、福島大学38周年で第三の学部である行政社会学部を増設し、今年20周年を迎えます。さらに55周年の2004年10月に理工学群を創設し、4つの学域に到達できました。

 この中で、私たちは、国立大学の法人化を迎えました。

 法人化は、6年間の中期目標・中期計画をたてて、その成果をみるという制度ですが、その財政的基盤は、国からの運営費交付金、授業料収入、外部資金から構成されていますが、最近の動向は、この運営費交付金を成果主義で配分しようという動きが出ています。

 ここには、政策目的的な研究に重点をおいて、基礎的な研究、人文社会的な研究が軽視され、とりわけ大学における教育及び地域への貢献は無視されています。

 地域社会における人材養成、地域社会の文化・教育・行政・経済に、力点をおいてきた本学にとっては、極めてゆゆしい事態と考えて、各界に協力を求めていますが、福島県知事も本学の立場と存在意義を重視して、関連大臣に要請活動をしていただいています。

 本学は、58周年を迎え、さらに10年後を展望して、「2015年プラン」を策定していますが、そのトップバッターは、来年4月に設立予定の、大学院共生システム理工学研究科であります。自然科学系の研究教育の発展とともに、それを含む文理融合的な教育研究の展開です。

 本日の記念シンポジウムは、こうした本学の今後の進路を示唆するように、地域の問題、文理融合の問題、地域社会との連携の問題を含みながら、構成することができました。

 本日のシンポジウムで、活発なご意見をいただくとともに、福島大学に対する、今後とも福島大学に対するご指導をお願いしたいと思います。

Photo                              2007.06.20

創立58周年記念シンポジウム