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福島大学

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募金趣意書

福島大学共生システム理工学類研究教育後援募金会
福島大学に自然科学系学部を創設することは、福島県民の30年来の念願でありましたが、お陰様で、福島県、福島市を始めとする多くの皆様方のご支援により、平成16年10月に「共生システム理工学類」として創設されました。

さて、現下の私たちには、21世紀の課題を解決し、私たちが安心して、そして安全に生活するために、これまでの学問体系にはない理学―工学―社会科学を融合した「共生の科学・技術」が求められています。「共生システム理工学類」では「共生の科学・技術」を解き明かすために、文理融合による新たな視点のもと、「人と環境の共生」「人と産業の共生」「産業と環境の共生」の3領域で教育・研究を展開しています。

これまで、本学は、福島県唯一の国立大学として、地域を始め全国の教育界、産業界及び行政機関などへ、約4万余の卒業生を送りだし、これらの卒業生は各界各層において活躍しております。今後は「共生システム理工学類」の創設に伴い,単に理学・工学の知識を習得しているばかりではなく、グローバルな社会変化に対応できる「環境や人に優しい」理工学を身につけた人材から、「経済理論や経営感覚」を身につけた技術者などまで、幅広い分野で地域を始め全国に貢献できる人材を送り出すことが出来るようになり、特に地元産業界からのご期待にも十分お応え出来るものと存じます。

「共生システム理工学類」の研究実験棟は、平成18年6月に完成しました。「共生システム理工学類」では、優れた研究者を招聘し、従来の理工学とは異なる分野における最先端の研究を始めておりますが、国が整備する基盤的な研究設備だけでは、まだ十分ではございません。

もとより、本学としても、外部の競争的資金などの獲得に全力をあげておりますが、このような研究設備の状況下にあっては、基礎データの入手にも、遠方の他機関を利用せざるを得ないなどの困難をきたしております。

そこで、本会としては、「共生システム理工学類」の研究設備の充実を図るため、広く寄附金を募ることにいたしました。募金によって得た資金により、「共生システム理工学類」が、研究設備の一層の充実を図り、研究を通じて、有為な人材を育成し、大学の研究成果を積極的に地域社会に還元するとともに、産官民学の連携活動を効果的に推進して、地域社会のみならず、広くわが国の産業・経済・社会・教育・文化の持続的な発展に総合的に貢献できるようにしたいと存じます。

景気も回復して来ているとは言え、未だ厳しい経済状況の下ではございますが、卒業生諸賢はもとより、広く財界その他諸方面の方々のお力添えを賜りたく、何卒この趣旨に深いご理解とご賛同をくださいまして、格別のご支援とご協力を賜りますよう、お願い申しあげます。

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